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「30試合、90分フルタイム出たい」 54歳カズ、新天地のJFL鈴鹿で掲げた大きな目標
54歳となった今も「うまくなれると思っている」
JFL(日本フットボールリーグ)の鈴鹿ポイントゲッターズに期限付き移籍した“カズ”こと元日本代表FW三浦知良が1月31日、オンラインでの新加入会見を実施。自身初のカテゴリーで「30試合、90分フルタイムで出たい」と大きな目標を口にした。
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J1最年長出場記録を持つ54歳の“キングカズ”は、2005年から横浜FCでプレー。プロ36年目の昨季、リーグ戦で1試合、カップ戦では出場3試合にとどまり、出場機会を求めて移籍を模索していた。
Jリーグや下部カテゴリークラブからの複数オファーが報じられていたなか、兄の泰年氏が監督兼ゼネラルマネージャーを務めるJFL鈴鹿への移籍が浮上。背番号「11」にちなみ、1月11日午前11時11分に移籍が発表され、「ピッチの上でクラブの勝利に貢献できるよう努力していきます」とクラブを通じて声明を残した。
鈴鹿は1月31日、地元で全体練習をスタート。11対11のゲームが2本行われたなかで、カズも4-1-4-1の1トップに入ってプレーした。
「今日が初めてで、周りの選手の特徴・個性をまだすべて把握していないし、(自分が)どういうものを求められているかまだ分からない。鈴鹿ポイントゲッターズは、ボールを大切にするサッカーをする。しっかりした組織で戦うサッカー、11人でグループとして戦うサッカーが、現時点で自分に合っていて、その中で自分ができることはあると思う。今でもうまくなりたいと思っているし、うまくなれると思っています」
新シーズンの目標を問われたカズは、「大変だとは思いますけど」と断ったうえで、「選手としては(JFLのシーズン全)30試合、90分フルタイムで出たいです。それが正直な気持ち。30試合なので30点を取りたいけど、それは大変だなと(笑)」と続けている。
「自分がここまでサッカーに対してやってきた気持ちはこれからも変わらない。特に新しく自分を変えて何かやるよりも、今までの情熱を鈴鹿という新しい場所で燃え上がらせたい。もちろん試合に勝つこともだけど、自分の情熱に皆さんに伝えたい」
54歳のカズは、鈴鹿で“チャレンジャー”として新たなスタートを切る。
(FOOTBALL ZONE編集部)