なでしこジャパン、9大会連続のW杯出場が決定! 菅澤の4ゴールなどでタイに圧勝してベスト4へ
長谷川、岩渕を前半でベンチに下げる理想的な展開でベスト4に進出
女子ワールドカップ(W杯)予選を兼ねた女子アジアカップに出場しているなでしこジャパン(日本女子代表)は、1月30日に行われた準々決勝でタイと対戦し、7-0で勝利。ベスト4入りを果たし、9大会連続の女子W杯の出場権を獲得している。
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日本はグループリーグ最終節の韓国戦(1-1)から先発を4人変更。GK山下杏也加、DF清水梨紗、DF南萌華、DF熊谷紗希、DF宮川麻都、MF隅田凜、MF長谷川唯、MF長野風花、MF宮澤ひなた、FW岩渕真奈、FW田中美南の11人でキックオフを迎えた。
立ち上がりから日本は、新型コロナウイルスの陽性判定で戦列を離れていた岩渕を中心にチャンスを作る。いい流れで攻めていた日本だったが、前半9分には田中が負傷して、FW菅澤優衣香と交代となる。
アクシデントに見舞われた日本だが、攻勢を保ち続け、前半14分には隅田がエリア内で倒されてPKを獲得。先制のチャンスだったが、岩渕のシュートが止められて先制できない。その後もタイ陣内へ攻め込み、チャンスを作る日本だが、なかなか先制点を挙げられなかった。
試合が動いたのは、前半27分。長野が左に展開したボールから、宮澤がゴール前に折り返すと、菅澤が1タッチで合わせてゴールネットを揺らした。日本は前半アディショナルタイムにも、タイの守備を崩して、長谷川の縦パスを受けた岩渕が折り返したボールが、コール前の混戦でこぼれると、宮澤が押し込み、リードを2点に広げて前半を終えた。
日本は後半開始から岩渕と長谷川を下げ、MF猶本光とFW植木理子を投入。前半同様に攻め込む日本は、後半3分に宮川が左サイドから折り返したボールを菅澤が落とす。そこに走りこんだ隅田が追加点を決め、早い時間帯に3点目を挙げた。
後半20分には、この試合2度目のPKを獲得。PKを獲得した菅澤が自らキッカーを務めると、確実にゴールを挙げて4-0とした。同31分には、後半から出場していた植木がドリブルで仕掛け、右足を振り抜いてチーム5点目。さらに同35分には猶本の横パスを受けた菅澤が、エリア外から鋭いミドルシュートを決めてハットトリックを達成した。菅澤はその後、自身4点目も決め、7-0で日本が勝利した。
90分間を通して、タイにチャンスらしいチャンスを作らせなかった日本は、9大会連続での女子W杯出場を決めるとともに、女子アジア杯カップ連覇に向けて、順調に4強入りを果たしている。