「モンテッラは本田に興味を持っている」 ミラン番記者が背番号10の今夏残留を支持
ヴィンチ記者が放出の噂が絶えない本田の残留に期待
ACミランの日本代表FW本田圭佑は、イタリア地元紙に移籍確率70%と報じられるなど、去就問題に注目が集まっている。昨季1得点3アシストという失意のシーズンを送った本田だが、今季残留を期待する声も出ている。
イタリアテレビ局「7ゴールドTV」の番記者を務めるパオロ・ヴィンチ記者は、本田の2015-16シーズンを振り返り、「素晴らしいシーズンだったとは言えないね。ミハイロビッチ監督が何度も戦術を変えたことの影響を受けた。8月17日のイタリア杯ペルージャ戦で2-0、本田も1ゴールを決める良いスタートを切ったが、その後4-3-3へのシステム変更でプレーできなくなった。4-4-2システムではいいプレーをしたが、右サイドで起用されていた」と語った。
昨季序盤戦でチームが思うように機能せず、システムを巡ってシルビオ・ベルルスコーニ会長と衝突したシニシャ・ミハイロビッチ元監督(現トリノ監督)は、会長の偏愛する4-3-1-2から4-3-3、4-4-2へと短期間で布陣を変更。本田は4-3-3ではポジションを失ったが、4-4-2への移行後は右サイドハーフの定位置をつかみ、攻守のバランサー役として奮闘した。
本田のミランとの契約期間は残り1年。そのため、今夏の放出の可能性が高まっているが、ヴィンチ氏は背番号10の残留を希望している。