長友佑都、批判過熱も歓迎「ダメなら批判されて当然」「ありがたい」 左サイドの機能不全は「僕の責任」

日本代表DF長友佑都【写真:高橋 学】
日本代表DF長友佑都【写真:高橋 学】

「厳しい批判や意見のなかに自分を成長させるチャンスが眠っている」とコメント

 日本代表DF長友佑都(FC東京)が1月30日のオンライン取材に対応し、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選の戦いが続くなかでの自身への批判を「ありがたい」とコメント。そのうえで、左サイドの機能性について「左サイドの停滞は僕の責任」と話した。

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 日本は最終予選の7試合を終え、5勝2敗の勝ち点15で2位につける。初戦の本拠地オマーン戦と第3戦の敵地サウジアラビア戦に敗れた後は4連勝中だが、1得点のみの試合が多く試合内容に爽快感はない。特にベテランの域に達した長友のプレー、そして4-3-3へのシステム変更があっても機能性が高まらない左サイドは多くの批判を集めている。

 それに対して長友は開口一番「みなさんからの厳しいご意見、ご批判、ありがたい」とコメント。そして「厳しい批判や意見のなかに自分を成長させるチャンスが眠っていると感じる。自分自身で俯瞰して見なくても、みなさんのいろいろな角度からの意見や視点がある。まだまだ成長のチャンスがあると。日本代表を背負う以上、ダメなら批判されて当然。どんどん批判してもらっていいので、この局面を打開した時には2022倍の称賛で称えてほしい」と不敵な笑みを浮かべた。

 そのうえで、1月27日の中国戦に2-0で勝利した試合では、右サイドを担当するMF伊東純也(ヘンク)が3試合連続ゴールを含め、PK奪取も含めて2得点に絡んだ。一方の左サイドは、MF守田英正が「渋滞した」と話すように、決定機につながる攻撃が見られず。長友自身も途中交代となり、伊東のゴールは代わって入ったDF中山雄太(ズウォレ)のアシストだった。そうした右サイドとの比較、中山との比較について、長友は正面から受け止めている。

「右は(伊東)純也が1人で打開できちゃうんでね。あの凄い能力が力になっているけど、左の(南野)拓実はサイドの選手じゃないので、中に入って大迫(勇也)の近くでプレーさせてあげたい。それによって大迫が孤立しないとか、左で作ってサイドチェンジもできている。ただ、もっと崩したいというのが正直なところ。一番は僕自身もっと躍動しないとダメ。それこそ純也みたいに僕が打開できれば厚みのある攻撃ができる。左サイドの停滞は僕の責任。僕がやらないといけない。

(左サイドバック争いは)素晴らしい状況だと思う。競争が生まれていますからね。競争がなければ人は慢心して成長を止めてしまう。それが危険な状況。彼のような若くて良い選手が出てくるのはありがたい。自分もより一層のエネルギーが出る。純粋に日本代表として、チームとして勝ちたい。W杯に行きたい。そこに大きな夢を抱いている。だから、彼が素晴らしいアシストをした時にも純粋に喜べる。それは勝ちたくてW杯に行きたい気持ちがあるから。非常に良い関係性だと思う」

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