日本代表FW南野「個人的に改善したい1つ」 中国戦の反省点とサウジ戦のポイント分析
28日の練習は別メニューも、29日からは全体練習合流
日本代表は2月1日にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第8節でサウジアラビア代表と対戦する。中国戦(2-0)の翌日となった1月28日の練習は、「爪に内出血」があるため別メニュー調整となったMF南野拓実(リバプール)が29日のオンライン取材に応じ、サウジアラビア戦への意気込みを語った。
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中国戦に勝利したことについて、「チームとしては非常に重要な勝ち点3だったと思うし、そのことについては良かったと思います。個人的にはチャンスもあったので、ゴール、アシストという結果は出したかったなと思います。次もすぐに試合があるので、それに向けていい準備をしたいと思います」と、個人として得点に絡めなかったことに悔しさを見せた。
現在、右サイドで定位置を確保しているMF伊東純也が代表3試合連続ゴールをマークするなど結果を残している。その一方、南野やDF長友佑都(FC東京)がコンビを組む左サイドでは機能不全が指摘されてきた。南野自身もこれまで、「外に張って仕掛けるのか、中に入って受けるのか、迷いながらプレーしている部分がある」と吐露している。
日本は昨年10月のオーストラリア戦(2-1)から4試合を4-3-3で戦った。南野は「試合を重ねるごとに、良くなってきているなと感じることはありますし、その手応えも感じています」という感触を口にしつつ、「でも、もっと良くできるなと感じるし、個人的にはもっと自分の良さを試合のなかで出していけたらなと思います」と、持ち味を発揮し切れていないもどかしさを覗かせた。
中国戦では、これまで以上にサイドに張るよりも、中央に入る機会が増えていた。その理由について、「前回の試合(中国戦)の時であれば、日本が押し込んでいました。そうすると、自分が一番勝負することを得意としているスペースでもある中央で、どうやって前を向けるか。サコくんがボールを持った時に、どれだけ近くでプレーできるのか。サコくんが空けたスペースを自分がどれだけ使えるか、自分が空けたスペースをどれだけ佑都くんが使えるかをイメージしていました。それが自分の1つの良さだと思うし、佑都くんにもなるべく高い位置でプレーしてほしい。それで、そういうポジションになったと思う」と説明した。