体調不良だったFW浅野が万全強調でチーム合流 「チームの輪を乱す形になったことは申し訳ない」
日本代表の雰囲気の良さについて、声を出して盛り上げる若手の存在に言及
2月1日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第8節のサウジアラビア戦を前に、体調不良で中国戦(2-0)を離脱したFW浅野拓磨(ボーフム)がチームに合流した。鼻と喉に違和感が出たという浅野だが、「もう大丈夫です。チームの輪を乱す形になったことは、申し訳ないと思います。ましてや試合当日にそうなってしまし、自分自身、すごい悔しさを感じました」と万全を強調した。
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中国戦を「画面越しにチームの一員として全力で応援していました」という浅野だが、昨年10月にアウェーで行われたサウジアラビア戦(0-1)では先発出場し、持ち味のスピードで相手の脅威となった。
この試合について、「前回の試合は、戦術どうこうの前に環境の厳しさ、自分たちがやろうと思っていても、ピッチで表現する難しさを感じた」と言う浅野は、日本では体感することのない暑さが試合を難しくしたと振り返る。
「間違いなく難しいと感じたのは暑さ。気温と湿度は、自分たちが普段やっている環境とは真逆の環境にポンと置かれた。3日くらい準備したうえでの試合でしたが、準備期間よりも、さらに試合では難しさを感じた。プレーしているみんなが予想をはるかに超えたきつさを感じたと思います。それが間違いなく、あの試合の難しさ、1つの敗因にもなったと思う。それは相手も同じなので言い訳にはできないかもしれませんが、それが1つクリアになるのかなと思います」と、慣れた環境で試合ができることを前向きに捉えた。
20歳の時に代表候補に初めて選出された浅野も現在27歳。浅野が若手から中堅となり、日本代表の顔ぶれも大きく入れ替わってきている。
現在のチームについて、「僕らが若手で代表に入っていた頃に比べて、今の若い選手たちはどんどん要求したり、トレーニングでも、ピッチでも声を出すことが、すごく多いと思う。それに対して僕ら中堅やベテランも刺激されて、彼らに負けないようにという気持ちが表れている。互いが互いを励ましたり、刺激し合う声は出ている。そういう意味で、このチームはすごく雰囲気が良いのかなと僕自身は感じている」と、若い選手たちがチームを盛り上げていると説明した。
そんな日本代表に招集されながらも、外から見ることになった中国戦の悔しさを、サウジ戦にぶつける。
「前の試合に出られなかったのは、僕の問題ではありますが、悔しい気持ちが募っている。今は本当に次の試合へ、前の試合の分も含めていい準備をして、チャンスが来たらモノにするという強い気持ちです。毎試合、自分がやったるぞという気持ちは常に持っています」と、活躍を誓った。
(FOOTBALL ZONE編集部)