不発の“仏ジョーカー”が偉業達成!? 欧州クラブ以外の所属選手としてEURO決勝に史上初の出場

ヒーローになり損ねたジニャク 後半終了間際の一撃はポストに嫌われる

 欧州選手権(EURO)決勝はポルトガル代表が1-0でフランス代表を下し、大会初優勝を飾った。この試合で不発に終わったフランス代表のスーパーサブが、隠れた偉業を達成した。

 フランスのディディエ・デシャン監督は、後半33分にオリビエ・ジルー(アーセナル)に代えて、ここまで不発が続くFWピエール=アンドレ・ジニャクを投入した。ジニャクはメキシコリーグのティグレスに所属。スペイン地元紙「マルカ」は、ジニャクが欧州リーグに所属しない選手として、EURO史上初の決勝出場を果たしたとレポートしている。

 ジニャクはヒーローになり損ねた。後半アディショナルタイム、DFパトリス・エブラが左サイドからグラウンダーで入れたボールをキープすると、鋭いターンと切り返しで相手DFペペ(レアル・マドリード)を翻弄。飛び出してくるGKルイ・パトリシオ(スポルティング)のニアサイドを右足で狙ったボールは、バウンドしながらゴールへ飛んだがポストに弾かれた。まさにラストプレーでホスト国に栄光をもたらす寸前だった。

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング