金田喜稔が指摘「本人も自覚しているはず」 中国戦出場16人を採点、最高&最低は?

攻撃のスイッチを入れられる存在になりつつある守田【写真:高橋 学】
攻撃のスイッチを入れられる存在になりつつある守田【写真:高橋 学】

攻撃のスイッチを入れられる存在になりつつある守田

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■遠藤 航(シュツットガルト/→後半28分OUT)=★★★★☆(4つ星)
 攻守の切り替えにおいてボールを奪い取る、相手を潰す役割を完遂した。中盤のバランスを上手く取り、顔を出す時は出し、守備で強みを発揮するという遠藤のらしさが随所に出ていた。

■田中 碧(デュッセルドルフ)=★★★★☆(4つ星)
 状況に応じてバランサーに回っており、目立たなかったが、チームの潤滑油という役割においてレベルは高かった。チーム全体のリスクを軽減させつつ、ボールを持っていなくても、中盤のほかの2人と程よい距離感を保っていた点は評価したい。

■守田英正(サンタ・クララ)=★★★★☆(4つ星)
 タメを作る時とテンポ良くパスを回す時を上手く使い分けていた。気の利いたくさびのパスも出せるし、先制点の起点は守田だった。ヒールキックで南野のチャンスを演出した場面も状況判断が光った。攻撃のスイッチを入れられる存在になりつつある。

金田喜稔

かねだ・のぶとし/1958年生まれ、広島県出身。現役時代は天才ドリブラーとして知られ、中央大学在籍時の77年6月の韓国戦で日本代表にデビューし初ゴールも記録。「19歳119日」で決めたこのゴールは、今も国際Aマッチでの歴代最年少得点として破られていない。日産自動車(現・横浜FM)の黄金期を支え、91年に現役を引退。Jリーグ開幕以降は解説者として活躍。玄人好みの技術論に定評がある。

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