中国戦の森保J、英記者が主力のパフォーマンス断罪 「ベテランの厳しい現実」「落胆の夜」
最終予選で初のCBコンビを組んだ谷口&板倉は及第点以下
森保一監督率いる日本代表は、1月27日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で中国代表と対戦し、2-0と勝利した。かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、W杯を6大会連続で取材した英国人記者のマイケル・チャーチ氏が出場選手を採点。ブラジルからの帰化した実力者の不在などで「貧弱」な中国相手を圧倒できなかった状況で、1得点のFW伊東純也(ヘンク)が唯一の及第点。途中交代のベテランサイドバックには「見る影もない」と指摘している。
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カタールW杯アジア最終予選第7節・中国戦日本代表スタメン11人の採点(10点満点)
【GK】
■権田修一(清水エスパルス) 5点
火力ゼロで貧弱な中国相手に代表キャリアで最も静かな夜に。
【DF】
■酒井宏樹(浦和レッズ) 5点
右サイドで伊東と連係。ペナルティーエリア内へ走り込んだ伊東へのパスが、結果的に相手のハンド誘発→先制PKへとつながったが、本来の攻撃力を考えれば不満が残る。
■谷口彰悟(川崎フロンターレ) 5点
決定機ゼロの中国はこの上ない相手。脅威はなく、あまりに余裕。
■板倉 滉(シャルケ) 5点
谷口との連係は堅実だった。中盤に進出し、攻撃のサポートも。
■長友佑都(FC東京) 5点
存在感は希薄。全盛期の推進力は見る影もない。代わって入ったDF中山雄太(ズウォレ)がクロスで追加点をアシストしたのが、ベテランの厳しい現実。
マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。