「決定力は残念な状況」 中国戦2得点の日本、フィニッシュの課題を韓国紙が指摘
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ボール支配率61.4%、シュート16本を記録しながら中国相手に2得点止まり
森保一監督率いる日本代表は、1月27日にホームで行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第7節の中国戦に2-0で勝利した。ボール支配率61.4%、シュート14本を記録しながら2得点にとどまり、韓国メディアは「日本の決定力は残念な状況が続いた」と伝えている。
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日本は前半11分、右サイドで背後に抜け出したMF伊東純也(ヘンク)がマイナスのクロスを送ろうとしたところで中国DFワン・シェンチャオがハンドの反則。PKが与えられ、これをFW大迫勇也(ヴィッセル神戸)がゴール右へ冷静に蹴り込んで先制点を奪った。
1点リードで前半を折り返した森保監督は後半13分、大迫に代えてFW前田大然(セルティック)、DF長友佑都(FC東京)に代えてDF中山雄太(ズウォレ)を投入。するとその3分後、中山が左サイドから相手の配置の間に落とす正確なクロスを供給。そこにファーサイドから入り込んできた伊東がヘディングシュートを決めて待望の追加点を挙げた。
ボール支配率61.4%対38.6%、シュート数14対2と中国を圧倒した日本。韓国紙「朝鮮日報」は「日本は主力メンバーを総動員し、必勝態勢で臨んだ。前半から日本が一方的に猛攻を仕掛けパスプレーで中国を悩ませた。実力の違いは明らかにピッチ上に表れていた」と触れつつ、日本の課題についても言及した。
「しかしながら、日本の決定力は得点可能なチャンスがあったなかで残念な状況が続いた。ミナミノとオオサコは相次いでチャンスを逃した」
日本は大迫が前半7分と後半12分、MF南野拓実(リバプール)が前半38分にペナルティーエリア内でチャンスを迎えるも、仕留めきれなかった。2月1日に行われる最終予選第8節で対戦するグループ首位のサウジアラビアは中国よりもレベルが上がるだけに、好機は確実にモノにしたいところだ。