EUROの「勝ち組」と「負け組」を英メディアが選出 最も期待を裏切ったのは…
今大会を彩った選手たちを格付け 「勝ち組」の筆頭はパイェが輝く
熱戦の続いた欧州選手権(EURO)フランス大会は、ついにホスト国フランスとポルトガルの決勝戦を迎えるが、英衛星放送「スカイ・スポーツ」では今大会のパフォーマンスから「勝ち組」と「負け組」を特集。一躍その名を高めたスターと期待ハズレに終わった選手を格付けしている。
「勝ち組」の筆頭に選出されたのは、フランス代表のウェストハムMFディミトリ・パイェだ。特集では「遅咲きという点ではディミトリ・パイェは最も感銘的な選手の1人だ。来年30歳を迎えるが、しばらく野ざらしにされた存在だったことを忘れがちだ」とレポートされている。
2010年にA代表デビューを果たしたが、11、12年は一度も招集されず。EUROのメンバー入りも危ぶまれたが、「EUROでパイェは絶頂期に見える。観衆を高揚させ、チャンスを創出し、3得点を決めている。決勝の結果のみならず、大会ベスト11に選出される」と称賛されている。
2人目はウェールズ代表FWのハル・ロブソン=カヌ。来季所属先なしの“無印男”は、大会の主役の1人となった。「1カ月半の間に、ロブソン=カヌはレディングの放出リストからプレミア移籍の可能性が浮上する選手にまで躍進した。EUROでの素晴らしい活躍のおかげだ」と分析されている。
5月に英2部のクラブから放出された背番号9は無所属だったが、ウェールズ代表のクリス・コールマン監督は信頼を貫いた。準々決勝ベルギー戦では華麗なクライフターンからゴール。そして、プレミア王者レスターも獲得に乗り出すほど評価を一気に高めている。