森保ジャパン、中国に2-0で勝利 大迫の先制PKに続いて伊東がW杯最終予選3戦連続弾で追加点
前半に大迫のPKで先制すると、後半16分に中山のクロスから伊東がヘディング弾
日本代表は1月27日にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第7節の中国戦に臨み、FW大迫勇也がPKで先制点を奪うと、後半にMF伊東純也が最終予選3試合連続ゴールで追加点を奪い、2-0で勝利した。
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この予選は各組2位以上が自動的に出場権を獲得する方式で、ここまで全10試合中の6試合を終え4勝2敗で勝ち点12の日本はB組で2位。3位のオーストラリアから勝ち点1差で追われているなかでこの試合を迎えた。負傷により主将のDF吉田麻也とDF冨安健洋が出場できず、不動のセンターバック(CB)コンビを欠いたなかでDF板倉滉とDF谷口彰悟の川崎フロンターレでもチームメイトとして過ごした経験のある2人が出場。ゲームキャプテンはMF遠藤航が務めた。
立ち上がりから主導権を掴んだ日本は前半11分、右サイドで背後に抜け出したMF伊東純也がマイナスのクロスを送ろうとしたところで中国の選手がハンドの反則。PKが与えられ、これをFW大迫がゴール右へ冷静に蹴り込み、同13分の先制点になった。
その後も攻撃の手を緩めない日本は前半20分、右コーナーキックから意表を突いた形でのグラウンダーで中央へボールを供給。マークを外したMF南野拓実がシュートを放つ狙い通りの形を作ったが、シュートがクリーンヒットせずにチャンスを逸してしまった。
前半28分にはペナルティーエリア内で狭い中でも大迫が左足シュートを放ったが、相手GKにセーブされて追加点はならず。1-0のまま前半を終え、ハーフタイムに入った。
後半に入っても日本は追加点を狙いにいく試合を展開。後半12分には敵陣でのパスワークから3人目の動きで右サイド深くへ進出した伊東がマイナスのクロス。そこに大迫が飛び込んだがシュートをクロスバーの上に飛ばしてしまった。直後、森保一監督は冬の移籍市場で横浜F・マリノスからスコットランドの名門セルティックへ移籍した、昨季のJ1得点王FW前田大然を大迫に、DF長友佑都に代えてDF中山雄太を投入した。
すると直後の後半16分、左サイドから中山が相手の配置の間に落とす正確なクロスを供給。そこにファーサイドから入り込んできた伊東がヘディングシュートを決めて待望の追加点を挙げた。伊東はこれで昨年11月のベトナム戦、オマーン戦に続き最終予選の3試合連続ゴールを達成した。
その後、後半28分には最終予選中の累積警告を1枚持っている遠藤に代えてMF久保建英を投入。キャプテンマークはGK権田修一に託された。中国から攻撃を受ける場面は多くなかったが、日本は無失点のまま試合を2-0で締めくくった。
日本は勝ち点を15に伸ばして2位をキープし、オーストラリアはベトナムに4-0で勝利して勝ち点を14とした。勝ち点16のサウジアラビアは日本時間28日未明にオマーンと対戦する。そして次戦、2月1日に日本は首位サウジアラビアと埼玉スタジアムで直接対決する。アウェーで敗戦した借りを返す勝ち点3を奪いたい。