なでしこジャパン、日韓戦1-1ドローも1位通過決定 開始32秒に先制、終盤に今大会初失点
開始直後に先制した日本、後半40分にCKから失点
女子ワールドカップ予選を兼ねたAFC女子アジアカップは、1月27日にグループステージ第3節を行い、なでしこジャパン(日本女子代表)は韓国女子代表と対戦。開始32秒にFW植木理子が挙げた先制点で優位に立ったなでしこジャパンは、試合終盤に追い付かれて1-1で試合を終えたが、C組1位通過を決めている。
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両チームとも、2連勝で決勝ラウンド進出を決めていたが、グループ2位になると、決勝トーナメント1回戦で優勝候補のオーストラリア女子代表と対戦する可能性があるため、1位通過を狙いたい状況での日韓戦。日本は第2戦のベトナム女子代表戦(3-0)から7選手を変更して試合に臨んだ。
キックオフ直後、日本は左サイドバックのDF三宅史織が前線に送ったボールを、植木がしっかりコントロールして、韓国のセンターバックの間を割っていく。そのままGKとの1対1を制して、開始32秒で先制ゴールを決めた。
最終ラインの5枚と中盤の4枚が引いている韓国に対し、ボールを圧倒的に保持した日本は、その後もチャンスを作ったが、追加点は挙げられないまま、前半は1-0で折り返した。
後半に入ると、韓国も全体を押し上げ、球際でも強さを見せ、日本に圧力をかけてくる。後半28分には韓国に決定機を作られ、MFイ・グンミンに左足でシュートを放たれたが、GK山下杏也加が左腕でボールを枠外へ弾いてゴールを守った。
後半35分過ぎから日本も追加点を狙い、韓国ゴールに迫ったが、身体を張った守りに阻まれる。迎えた後半39分、韓国はCKからチャンスを作ると、ゴール前の混戦のなかから途中出場したFWソ・ジヨンに押し込まれ、同点に追い付かれてしまう。
今大会、初失点を喫した日本は、その後も韓国に押し込まれる展開となる。アディショナルタイムには、再びCKを与えたが、今度はGK山下がボールをキャッチ。終盤の反撃にも堪えた日本が、逆転ゴールを許さずに引き分けで試合を終え、2勝1分でグループCの1位を確定させた。