「ハタテは本物の選手になる」 セルティック“旗手株”上昇、主力不在の救世主へOB指名
サイモン・ドネリー氏が代表戦へ招集されたロギッチの代役へ太鼓判
スコットランド1部セルティックはカタール・ワールドカップアジア最終予選に招集された影響でオーストラリア代表MFトム・ロギッチ、日本代表FW前田大然がチームから離脱した。2月3日に行われる宿敵レンジャーズとの「オールド・ファーム」など今後数試合で2人を欠くことになるが、先日のデビュー戦で強烈なインパクトを残したDF旗手怜央への期待感が高まっているようだ。
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旗手は今冬の移籍市場でJ1王者の川崎フロンターレから新加入。1月17日のリーグ戦第21節ハイバーニアン戦(2-0)でデビューを飾り、4-3-3システムの中盤の一角としてプレー。豊富な運動量と正確なパスでチームに攻撃のリズムをもたらし、試合のマン・オブ・ザ・マッチに選出された。
現地メディアから高い評価を受けた旗手。中盤のキーマンの1人であるロギッチが代表参加のため、次節のハーツ戦(現地時間26日)、ダンディー・ユナイテッド戦(29日)、レンジャーズ戦(2月2日)を欠場するなかで、その穴埋めを期待されているようだ。英紙「デイリー・レコード」によれば、セルティックOBのサイモン・ドネリー氏がロギッチ不在がチームにとって大きな痛手になることを認めたうえで、旗手の存在に注目しているという。
「ハタテはセルティックにとっての本物の選手になるだろう。先週のヒブス(ハイバーニアン)戦を見たが、前半の彼はエクセレントだった。後半には力を使い切ってしまったが、それも無理はないだろう。彼とダイゼン・マエダはしばらくプレーしていなかったからね。それでも、前半に十分すぎる活躍を見せていた。彼はより前のほうでプレーもしていた。ロギッチの穴を埋めるには彼のような選手が必要になるだろうね」
セルティックは20日に英3部MKドンズから21歳のイングランド年代別代表経験者のMFマット・オライリーを獲得するなど補強を進めている。それでも、サイモン氏は「オライリーのことはまだよく知らないし、そのままチームに入るかもわからない。だが、ハタテなら間違いなくトムの穴を埋めることができる」と旗手ならロギッチの代役が務まると太鼓判を押した。
得点源のFW古橋亨梧やスコットランド代表MFデイビッド・ターンブルといった主力の負傷も重なり、限られたメンバーでの試合を余儀なくされるセルティック。デビュー戦でヒーローとなった旗手がチームを救うことになるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)