アーセナル冨安の離脱、“トップ4入り”へ大打撃と英識者指摘 「希望に大きな痛手」
冨安の離脱へ元リーズのウィーラン氏が見解、攻守への存在感を評価
アーセナルの日本代表DF冨安健洋は負傷によって戦線離脱を余儀なくされ、カタール・ワールドカップ予選の中国戦(1月27日)とサウジアラビア戦(2月1日)を欠場する。アーセナルのミケル・アルテタ監督は「数週間の離脱」と明言しており、クラブ、代表ともに大きな痛手となる。
冨安は現地時間20日に行われたリーグカップ準決勝第2戦のリバプール戦(0-2)にフル出場したものの、23日のバーンリー戦(0-0)はメンバー外に。同日に日本代表への招集辞退も発表された。アルテタ監督は冨安がリバプール戦で怪我を抱えながらプレーしていたことを明かしている。
現役時代にリーズ・ユナイテッドなどでプレーした解説者のノエル・ウィーラン氏は、冨安の離脱がアーセナルのトップ4入りの希望に影を落とすと危惧している。同氏は英メディア「フットボール・インサイダー」で冨安について次のように語っている。
「(冨安の離脱は)トップ4への希望に大きな痛手となる。彼は夏に加入して以来、最も安定していた最高の選手の1人だ。彼を1対1で抜ける選手をほとんど見たことがない。プレミアリーグのペースに慣れてきているし、少しずつ前線に出てくるようにもなっている。これはミケル・アルテタが望んでいたことだろう。彼はバックラインの安定を望んでいた。それだけにこれは大打撃だ。フルバックにしては背が高いいため、(アーセナルは)彼の守備技術だけでなく、攻守のセットプレーにおける空中戦能力も失ってしまった」
日本代表では不動のセンターバックの一角である冨安も、アーセナルでは右サイドバックを務める。地上戦、空中戦問わず1対1の強さを発揮し、4バックの安定に大きく貢献。ウィーラン氏は少しずつ攻撃面でも存在感を示し始めたと評価している。
加入直後からレギュラーに定着し、抜群のパフォーマンスを続けてきた冨安。残りわずかとなった冬の移籍市場での補強も噂されているが、アーセナルは冨安不在でできた穴をどのように埋めるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)