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「美しい光景」 脳腫瘍から復帰のアトレティコ女子MF、バルサ女子の胴上げシーンが反響「クラブの垣根を超えた」
病気克服のアトレティコ女子MFトレシラをバルサ女子の選手たちが“胴上げ”
スペイン女子1部のアトレティコ・マドリード女子は、現地時間1月22日に行われたスペイン・スーパーカップ女子決勝でバルセロナ女子に0-7で敗れた。この試合で、アトレティコのスペイン女子代表MFバージニア・トレシラが約1年10か月ぶりにピッチに復帰。対戦したバルサの選手から、胴上げで祝福を受けた場面に感動が広がっている。
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トレシラは2009年にプロキャリアをスタートし、12年から名門バルサへ。15年から5年間、フランスのモンペリエでプレーした後、19年に再びスペインの地へ戻りアトレティコへ加入した。
しかし、20年5月に脳腫瘍があることが判明。手術は無事に成功し、その後は長いリハビリ生活を送った。そして今年1月11日、トレシラは自身の公式インスタグラムでトレーニングする姿を公開。復帰は間近に迫っていた。
そんななか、20日のカップ戦・準決勝のレバンテ戦で復帰後初めてベンチ入りすると、古巣バルサとの決勝で後半40分から途中出場。約6分間のプレーだったが、20年3月の以来、約1年10か月ぶりにピッチへの帰還を果たした。
試合後、対戦したバルサの選手から胴上げされるシーンの動画が、クラブ公式ツイッターに上がると、本人も「バルサは偉大なチームで、何よりも模範的です!ありがとう、今日の女子サッカーはバルサのようなチームによって支えられている。深い賞賛を送ります」と古巣の温かい行動に感謝の言葉を綴っている。
投稿には3万件以上の「いいね」が寄せられ、「言葉では言い表せない美しい光景」「クラブの垣根を超えた」「素晴らしいアイデア」「ゲーム以上のものがあった」と、心を打つシーンに反響が寄せられていた。