前田大然ら一部選手は欠場へ レンジャーズ×セルティック伝統の一戦延期でOBがリーグ批判「SPFLに何が期待できる?」
チャーリー・ミラー氏は「スペクタクルなものにはならないかもしれない」と見解
スコットランド第2の都市グラスゴーに本拠地を置くレンジャーズとセルティックによる一戦は「オールドファーム」と呼ばれ、世界有数のダービーマッチとして広く知られている。本来、今季2回目のオールドファームは1月2日に開催される予定だったが、スコットランド・プロフェッショナル・フットボールリーグ(SPFL)は試合を2月2日に延期。各国代表に合流している主力選手が不在のなかで開催する決定をしたSPFLを、レンジャーズOBである元スコットランド代表MFチャーリー・ミラー氏が批判している。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!‘;
スコットランドで最も大きな注目を集めるレンジャーズとセルティックの一戦だが、今回のオールドファームは両チームともに主力選手を一部欠くことになる。レンジャーズは、アフリカネーションズカップに参戦していたMFジョー・アリボが、ナイジェリア代表のラウンド16での敗退によって、出場が可能になった。
だが、コロンビア代表に招集されたFWアルフレッド・モレロスは不在。一方、セルティックは日本代表FW前田大然とオーストラリア代表MFトム・ロギッチがカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に出場するため、クラブを離れている。
英紙「デイリー・エクスプレス」スコットランド版で、ミラー氏は「確かにチームは、そこにある。だが、全員が期待しているスペクタクルなものにはならないかもしれない。控え選手たちによる試合になるかもしれない。SPFLに何が期待できる? 彼らは運営できていない。驚くことに、そうなんだ。試合を再開初戦として、先週やることもできただろう。この試合は、最高の選手たちがピッチにいないといけないんだ。狂気の沙汰だよ。だが、それがSPFLなんだ」と、痛烈に批判した。
新型コロナウイルスの影響が世界中で出ているなかでのリーグ運営は、決して簡単ではないはずだ。それでも、国を代表する伝統の一戦だけにミラー氏は我慢ならなかったようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)