久保の途中交代にマジョルカ番記者も同意「チーム内での重要度が失われた」

　後半24分の交代は、久保が今季先発した試合のなかでは、負傷したリーガのレアル・マドリード戦、怪我明け後の初先発となったコパ・デル・レイのアルコヤーノ戦に続き、3番目に早かった。

　このことについて同記者は、「あのタイミングでの久保の交代は妥当だったと思います。時間の経過とともに存在感が薄くなっていき、後半は彼の姿をほとんど見ることができませんでしたし、チーム内での重要度が失われていましたからね。またマジョルカもまったくいいサッカーができていなかったので交代が必要でした。マジョルカの右サイドはイ・ガンインの登場で少し目覚めたと思います」とルイス・ガルシア監督の決断に同意した。

　久保の今季のリーガ成績は12試合（先発8試合）、722分出場、1得点0アシスト。
マジョルカはリーガ4連敗の5戦未勝利が続き、勝ち点20で降格圏一歩手前の17位と非常に厳しい状況に陥っている。

　久保はこの後、日本代表の一員としてカタール・ワールドカップ最終予選を戦うため、2月2日のコパ・デル・レイ準々決勝ラージョ・バジェカーノ戦には出場できず、同月5日に対戦する残留争いの直接のライバル（18位、勝ち点18）カディス戦でマジョルカでの戦いを再開することになるだろう。この試合に敗れた場合、チームは今季初めて降格圏内に落ちるため、是が非でも勝ちたい重要な戦いとなる。