久保建英は「ナーバスに見えた」 古巣戦をマジョルカ番記者が分析「交代は妥当だった」

スペインメディアは軒並み低評価「守らなければいけない時に久保が穴となった」
0-3と完敗したマジョルカは、当然のことながら全体的に評価が低かった。それは久保も同じで、スペイン紙「マルカ」「AS」の評価はともに1点(最高3点)。マジョルカの地元紙「ウルティマ・オラ」「ディアリオ・デ・マジョルカ」は最低の0点をつけていた。
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また、「AS」紙は最初の失点について、「守らなければいけない時に久保が穴となった」と、そこをベドラサに突かれたことを指摘すると、「ウルティマ・オラ」紙はこの日の久保について「断続的なプレーでいつものような輝きを放つことができず、試合を通してほとんどチャンスを作れなかった」と酷評した。
試合後、「ディアリオ・デ・マジョルカ」紙のエレナ・ガルシア・ゴメス記者はビジャレアル戦の久保のパフォーマンスについて次のように言及している。
「今日は少しナーバスになっているように感じました。それが昨季所属したチームのスタジアムで自分の実力を示したかったからなのか、ビジャレアルで経験したさまざまなことが理由なのかは分かりませんが、私には少しナーバスになっているように見えました」と古巣との一戦が大きく影響したという感想を持っていた。
しかし、「彼は特に前半、マジョルカのなかでチャンスを作った唯一の選手だったと言っていいと思います。右サイドを起点に個人技でチャンスを少し生み出していましたから」と評価した。
高橋智行
たかはし・ともゆき/茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、スペインリーグを中心としたメディアの仕事に携わっている。