大一番で勝利を呼び込む“エアー・ロナウド”! スペイン紙が歴代の豪快ヘディング弾を紹介
マンU時代にCL制覇をもたらした豪快弾
また10-11シーズンのスペイン国王杯決勝、宿敵バルセロナとの「エル・クラシコ」でもロナウドは魅せた。0-0で迎えた延長戦で左サイドから上がったボールをジャンプ一番合わせると、GKホセ・マヌエル・ピントの守るゴールマウスを打ち破った。いつもはバルサ寄りの同紙も「偉大なる飛躍で“白い巨人”にタイトルをもたらした」と脱帽している。
CR7がその実力を開花させたマンチェスター・ユナイテッド時代にも、印象的な“ハンマーヘッド”を決めている。07-08シーズン、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ローマ戦ではMFポール・スコールズの浮き球クロスに対して、ペナルティーエリア外から全速力で助走をつけると、相手マーカーを吹き飛ばすほどの豪快なジャンピングヘッドを叩き込んだ。
その強さは同年のチェルシーとのCL決勝でも輝いた。DFウェズ・ブラウンのクロスに対して、天にも昇るかのような垂直跳びによって頭で合わせる。ボールはゴール左隅へと飛び、名手と知られるチェコ代表GKペトル・チェフが一歩も動けないほどの一撃だった。試合はPK戦にもつれ込んだが、ロナウド擁する“赤い悪魔”が欧州制覇を成し遂げている。
バスケットボールNBAのレジェンド、マイケル・ジョーダン氏ばりの跳躍力を見せる「エアー・ロナウド」は、果たしてフランスとのタイトルマッチでも飛躍し、チームを頂点へと導くのだろうか。
【了】
フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
page1 page2