「歴史的な罰金」により、今夏の移籍は決定的か

　ガラタサライのオランダ代表MFウェスレイ・スナイデルが昨季リーグ戦で11枚のイエローカードを受けたが、これに対し、クラブ側が220万ユーロ（約2億4000万円）という衝撃のペナルティーを課したことで物議を醸している。トルコ地元テレビ局「NTV」が報じたもの。

　かつてインテルで三冠達成に貢献し、世界最強のトップ下と呼ばれたスナイデルは、トルコでとんでもないトラブルに巻き込まれている。ガラタサライは小柄なエースに、イエローカードを11枚受けたことに対して2億4000万円もの罰金を要求。テレビ局は「歴史的な罰金」と報じている。昨季6位に低迷した名門が、高給のスナイデルを放出するための施策であることは「明白」ともレポートしている。

　スナイデルは休暇を終えてイスタンブール空港に降り立つと、こう語った。

「起きてしまったことは残念だ。これから起こることについてはコメントすることができないんだ。数日間でどうなるか見てみよう。移籍するのか？　残念ながら罰金に対する話し合いをしなければいけないから、それもある」

　ACミラン、インテルというかつて輝いたイタリアへの復帰話が浮上しているスナイデル。傷心のトルコ離脱を強いられそうだ。

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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images