“変人”ビエルサがラツィオ監督をわずか2日で電撃辞任! S・インザーギ氏の再就任が決定

お騒がせ続きの戦術家 昨季はマルセイユを1試合で辞任

 イタリアの強豪ラツィオ監督に就任したマルセロ・ビエルサ氏が、わずか2日で電撃辞任したことが明らかになった。衛星放送局「スカイ・イタリア」などの現地メディアが一斉に報じている。

 ラツィオはビエルサ氏との監督就任を6日に正式発表していたが、わずか2日後の8日に公式サイトで辞任を発表。昨季途中からチームを率いたシモーネ・インザーギ監督の再就任が併せて発表された。

 まさかの辞任劇に、クラウディオ・ロティート会長は激怒しており、クラブは法的措置を検討しているという。すでにビエルサ監督への補強第一号とするために、元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトの獲得に動いているとも報じられていたが、現場の責任者が代わることでそうした戦略も転換を迫られる可能性は大いにある。

 かつてチリ代表やアルゼンチン代表を率い、「サッカーの戦術は28個に分けられる」などといった名言も残していたビエルサ氏だが、ピッチ外では昨季開幕から1試合でフランスの名門マルセイユの監督を辞任するなど、お騒がせな行動が続いてしまっている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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