攻撃の要、期待のホープら精鋭をカバー なでしこジャパン選手ファイル【中編】
猶本光はアジアカップで世界大会への道を切り開けるか
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■隅田 凜(マイナビ仙台レディース/26歳)
今季成績:9試合・1得点(WEリーグ)
国際Aマッチ:24試合・0得点
アジアカップ出場:2回目
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2018年は、アルガルベカップを皮切りになでしこジャパンの主要トーナメントへ招集され続け、夏に行われたアジアカップでも優勝を経験した。なでしこのコアグループ入りは目前に見えたが、女子W杯、東京五輪ともに出場はならなかった。昨秋開幕したWEリーグでは、開幕2戦目でチームのリーグ戦初ゴールをマーク。宮澤ひなた、長野風花ら新戦力の良さも引き出すゲームデザインをこなし、マイ仙台を暫定2位の好位置に導いている。
■猶本 光(三菱重工浦和レッズレディース/27歳)
今季成績:9試合・1得点(WEリーグ)
国際Aマッチ:21試合・0得点
アジアカップ出場:3回目
この女子アジアカップには2014年、2018年の2大会に出場し、優勝を経験。オランダ遠征では、初戦のアイスランド戦に出場した。帰国後も、所属する浦和で皇后杯に参戦し、準々決勝のサンフレッチェ広島レジーナ戦では、利き足とは逆の左足で値千金の先制ゴールを決めるなど、好調をキープしている。2012年のU-20女子W杯以後、世界大会に縁がないまま、時間を過ごしてきたが、得意のミドルシュートで今度こそ道を切り開きたい。
■遠藤 純(エンジェル・シティFC[アメリカ]/21歳)
今季成績:0試合・0得点(アメリカ)
国際Aマッチ:22試合・1得点
アジアカップ出場:初
女子フランスW杯に続き、東京五輪にも出場したレフティーは、今回の日本チームの最年少メンバー。スピードに乗った突破と、左足から放たれるパワフルなシュートはワールドクラスだ。五輪のカナダ戦では、劣勢の中で途中出場。縦への突破を試み続け、対戦相手の注意を集めた。この仕掛けで、長谷川→岩渕の同点ゴールへの布石となっている。昨年末にアメリカへの移籍を発表し、自身初めてのアジアカップには海外組の一員として臨む。