清水エスパルスの“逆襲の予感” クラブ愛あふれる平岡監督が掲げた5つのマニフェスト
1月12日の始動日にはサポーター約350人が駆け付ける
昨シーズンの「大型補強」と比べればそこまでの派手さはないが、1月12日から始動したチームの後押しに、平日の午前中にも関わらず、約350人のサポーターが三保の練習場に駆け付けた。
平岡監督は練習前のミーティングで、選手たちに「無条件で全力を尽くす」、「自立」、「献身性と一体感」、「競争、協調、共創」、そして「闘う集団」の5つのマニフェストを掲げたという。また、理想と現実は違うとしながらも「100%ボールを保持するサッカー」、「攻撃において主導権を握り、相手にボールを触らせないほどのサッカー」が理想だと語った。
また、強いエスパルスを取り戻すために自分の役目は「土台作り」であるとも話した。3年連続で残留争いをしたチームの目標が「タイトル獲得」というのは無茶だと思う人もいるかもしれないが、清水愛あふれる平岡監督の下、既存の選手と新戦力が融合したチームは確実にレベルアップすることだろう。新シーズンこそ清水エスパルスの逆襲が始まる予感はしている。
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(Sの極み・下舘浩久 / Hirohisa Shimodate)
下舘浩久
しもだて・ひろひさ/1964年、静岡市(旧清水市)生まれ。地元一般企業に就職、総務人事部門で勤務後、ウエブサイト「Sの極み」(清水エスパルス応援メディア)創設者の大場健司氏の急逝に伴い、2010年にフリーランスに転身。サイトを引き継ぎ、クラブに密着して選手の生の声を届けている。