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日本人トリオの一角・井手口陽介、途中出場デビューを英紙評価 「安全策を取ったが、ほとんど失敗しなかった」
後半29分から旗手に代わって中盤でプレー
今冬の移籍市場でスコットランド1部セルティックに加入したMF井手口陽介は、現地時間1月17日のリーグ第21節ハイバーニアン戦(2-0)で自身2回目の欧州キャリアデビューを飾った。途中出場から約16分間のプレーだったが、現地紙「ザ・ヘラルド」では「安全策を取ったが、ほとんど失敗しなかった」と確実性を評価されている。
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井手口は2018年1月にイングランドのリーズへ移籍したが、最初の半年間はスペイン2部のクルトゥラル・レオネサへ期限付き移籍。翌シーズンの開幕時にはマルセロ・ビエルサ監督の構想に入れずドイツ2部グロイター・フュルトへ1年間のレンタルとなったが、活躍を見せたとは言えずに苦い経験をして、19年夏に古巣のガンバ大阪に復帰していた。
しかし、昨夏まで横浜F・マリノスを率いたアンジェ・ポステコグルー監督が就任したセルティックに冬の移籍市場で加入し、2回目の欧州キャリアがスタート。このハイバーニアン戦では、同じタイミングで加入した日本代表FW前田大然とDF旗手怜央がスタメン出場した一方で、井手口はベンチスタートになった。
前田の先制ゴールなどで2-0とリードして迎えた後半29分、井手口は旗手との交代でピッチへ。そのプレーぶりについては「このセントラルMFは、ベンチスタートを余儀なくされたが、最後の15分ほどで投入されるとセルティック・パークのスタンドから温かい歓迎を受けた。スタメン出場の時間は与えられなかったが、短い出番の間によくやった。中盤で何度かパスを受け、味方にボールを渡す際もロストしなかった。デビュー戦では安全策を取ったが、ほとんど失敗しなかった」とリードを守る展開で見せたものが評価された。
攻撃的なプレーを武器とする旗手とは違った良さを持つ井手口は、前回は厳しい経験も多かった欧州でのプレーだが、まずはチームの勝利に貢献する形でセルティックでのキャリアをスタートした。今後はスタメン出場の機会を増やしていきたいところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)