「我々がフランスより優れていた」 支配率65%の独代表レーブ監督がEURO4強敗退で負け惜しみ連発
主力3人の欠場に加え、ボアテングも試合中に負傷「不運だった」
指揮官の言葉に無念の思いがにじみ出ていた。ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督は0-2で敗れた欧州選手権(EURO)準決勝のフランス戦後、「我々のほうがフランスよりも優れていた」と負け惜しみを連発した。英公共放送「BBC」が報じた。
試合は前半アディショナルタイムにフランスがFWアントワーヌ・グリーズマン(アトレチコ・マドリード)のPKで先制。グリーズマンは後半27分にもGKマヌエル・ノイアーが弾いたクリアボールを左足のつま先で押し込み2点目もゲットし、フランスがここまで5試合で1失点という鉄壁ドイツの守備を崩した。ボールを保持して攻勢に出ていたのはドイツだったが、開催国フランスが2-0で快勝した。
「私たちの方が優れたチームだった。いいボディランゲージを見せた。1対1でも素晴らしかった。不幸にも失点を喫した。不運だった」
指揮官は試合をこう振り返った。ボール支配率は試合を通じてドイツ65%、フランス35%。パス本数はドイツ639本に対してフランスが半数以下の300本。たしかにボールを保持していたのは圧倒的にドイツだったが、シュート数の上ではドイツ17本、フランス16本と互角。ボールをいくらキープしても、得点を奪わなければ勝てないというサッカーの本質を示す典型的な展開となった。
レーブ監督もチームの決定力の不足を指摘するが、実力ではフランスを上回っていたと言って譲らなかった。
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