リバプール南野へ“退団進言”、バースデー弾も評価不変? 英見解「信頼することはない」
中盤で起用され続けていたMFチェンバレンの起用法に現地注目
イングランド1部リバプールのMF南野拓実は、1月16日に行われたリーグ第22節ブレントフォード戦に後半29分から途中出場した。この日が27歳の誕生日だったなかで、ゴールを決め3-0の勝利に貢献したが、英メディア「HITC」は、「27歳はクロップ監督の行動により、リバプールを辞めなければいけない」として、退団を進言している。
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ブレントフォード戦で2-0とリードしたなかでピッチに立った南野は出場から3分後、前線からプレスをかけて相手のミスを誘発。ゴール前でブラジル代表FWロベルト・フィルミーノとパス交換をして、ゴール右隅に確実にシュートを決めた。
バースデー弾で自らの誕生日を祝った南野だが、13日のリーグカップ準決勝第1戦のアーセナル戦(0-0)では、試合終了間際の決定機逸で批判が集中。この日のゴールは、その名誉挽回にもつながるかと思われたが、現地メディアはそのように捉えていないようだ。
南野の得点について「レアなプレミアリーグでのゴール」と報じた「HITC」は、「このゴールによって、ついにユルゲン・クロップ監督の下で、多くの出場機会を得られると考えるよりも、彼はクラブを去ることを考慮するべきだ」と、否定的な見解を述べている。
その理由について、記事では「リバプールの監督は南野についてどう考えているかを、過剰も、不足もなく示した。元ザルツブルクのアタッカーを先発させずにアレックス・オックスレイド=チェンバレンを先発に起用した。重要なのは、2017年に加入してから、ほぼ中盤で起用されていたチェンバレンがアウトサイドで先発したことだ。南野よりも、MFの選手が優先的にウイングで起用されたのだから、不吉でしかない」と指摘され、南野のスタメン外しに注目した。
さらに「南野よりもアーセナル時代からその位置でプレーしていないチェンバレンを優先したことは、大きな意味を持つ。ゴールがあったとしても、クロップ監督は、木曜のアーセナル戦で終了間際に先制ゴールを挙げるチャンスを逃した南野を完全に信頼することはないだろう」として、南野にとってもアンフィールドを離れるほうが良いとした。
「サディオ・マネとモハメド・サラーがアフリカネーションズカップで不在のため、1月の移籍市場でクロップ監督は、攻撃的な選手を一人も売却しないだろう。だが、夏の移籍市場が開いたら、南野は真剣に去ることを考えるべきだ。今も、その時も、何も変わらないだろう」
フィルミーノからの“プレゼントゴール”で結果を残した南野だが、果たして日本人アタッカーのパフォーマンスはクロップ監督の目にどう映っているのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)