ドイツ相手にW杯8強のリベンジ成功! “134億円の男”ポグバ「あの敗戦を忘れなかった」

決勝ポルトガル戦「優勝したら踊りたい」

 同27分、フランスは敵陣のペナルティーエリア内までプレスをかけるとマテュイディが相手DFジョシュア・キミッヒ(バイエルン)からボールを奪い取った。左サイドのペナルティーエリア外側でボールを受けたポグバは、相手DFシュコドラン・ムスタフィ(バレンシア)と対峙。右足を浮かせてフェイントを数回かけると、ムスタフィが足を出した瞬間を見逃さずに縦に突破。左足でのクロスを送り込んだ。これは相手GKマヌエル・ノイアー(バイエルン)に弾かれたが、こぼれ球をFWアントワーヌ・グリーズマン(アトレチコ・マドリード)が押し込んで貴重な追加点を挙げた。

「左足でのクロスは合わなかったけど、グリーズマンがそこにいてくれた。ヴェロドローム(マルセイユのスタジアム)で2-0で勝てるなんて最高だ。サッカーの素晴らしさを感じた瞬間だったよ。もう、いても立ってもいられないような気持ちだけど、優勝したら気持ちよく踊りたいね」

 試合後にスタジアムを埋めた地元の大観衆とともに、今大会躍進のアイスランドが“儀式”としていた選手とサポーターが一体になる手拍子を模倣したフランス代表。その高揚感そのままに、ポグバは語った。フットボール史上最高額の移籍金1億2000万ユーロ(約134億円)でマンチェスター・ユナイテッドが獲得に乗り出していると言われている男は、2000年大会以来の欧州の頂点に母国フランスを導き、狂喜乱舞する姿を見せてくれるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

page1 page2

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング