3大会連続4強もまたも欧州制覇を逃したドイツ 「準決勝で敗れるのは辛い」とノイアーも嘆き節

今大会初の2失点を喫し、“世界最高の守護神”が大会を去る

 欧州選手権(EURO)準決勝でフランスに0-2で完敗したドイツ代表のGKマヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)が、悔しさにまみれていた。14年ブラジル・ワールドカップに続くメジャートーナメント2連覇を逃した守護神は「準決勝で負けることほど辛いものはない」と胸の内を明かした。独紙「キッカー」が、試合後の選手のコメントを報じている。

 ドイツは前半アディショナルタイムに、主将MFバスティアン・シュバインシュタイガーのハンドで献上したPKをFWアントワーヌ・グリーズマン(アトレチコ・マドリード)に決められて先制点を献上。長い時間ペースを握ったドイツだったが、後半29分にはノイアーが左からのクロスを弾いたボールを再びグリーズマンに決められ、リードを2点とされた。反撃も実らず、試合は0-2のまま終了。世界王者として臨んだEUROは、ベスト4で幕を閉じた。

 ノイアーは、この結果をまだ素直に受け止めることができていないようだ。「我々はいいプレーをしたが敗退することになった。とても辛い。これは準決勝だ。こうしたゲームで敗れるほど辛いものはないね」と試合の結果を振り返っている。

 準々決勝のイタリア戦では、2本のPKストップを披露するなど超人的な反応を見せたノイアーだったが、この試合のPKではグリーズマンに完璧に逆を取られて失点。2失点目のシーンでは、MFポール・ポグバ(ユベントス)の左クロスを飛び出して防ごうとしたが左手で弾いたクリアは不十分で、ゴール前で待っていたグリーズマンの足元にこぼれる“アシスト”となった。シュートも股を抜かれるなど、世界最高のGKとも称される守護神が今大会初めて1試合2失点を喫した。

 

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