“将軍”に並ぶ2発を決めたグリーズマン EURO決勝進出は「グループのおかげ」と団結を強調
16年周期のEURO制覇へ、あと1勝!
2014年ブラジル・ワールドカップ王者のドイツを破ったフランス代表は、スタジアムを埋めた地元の大観衆とともに“儀式”を行った。それは今大会で躍進したアイスランドが定番としていた、サポーターとともに手拍子を合わせるものだ。スタジアムは強烈な一体感に包まれた。
「このスタジアムを包み込むサポーターは本当に素晴らしかった。本当にみんなが子どものように喜んでくれたね」
フランスは、自国開催だった1984年、ディディエ・デシャン監督が現役だった2000年大会に続く3回目の優勝を目指して決勝に臨む。ちょうど16年周期で訪れる優勝の波は、今大会のフランスを大きく後押ししているのかもしれない。グリーズマンは決勝戦でハットトリックを記録すれば、プラティニが84年大会で記録した1大会最多の9ゴールに並ぶ。今の勢いに乗るフランスとグリーズマンなら、ダブルでの快挙を成し遂げても不思議ではないのかもしれない。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images