争奪戦のFWハーランド、ドルトムントから“去就圧力”を告白 「決断を迫られています」
メガクラブが狙うハーランド、所属するドルトムントは去就決定を急ぐ
ドイツ1部ボルシア・ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドには複数のビッグクラブが関心を持っており、今夏の移籍市場での動向が注目を集めている。そうしたなかでハーランドはドルトムントから決断を急ぐように圧力を受けているとインタビューで明かした。
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ハーランドは2020年1月にオーストリアのレッドブル・ザルツブルクからドルトムントに移籍。すぐにレギュラーに定着し、ゴールの量産を続けている。クラブとの契約は2024年まで残っているものの、レアル・マドリードやマンチェスター・シティからの関心が伝えられ、今夏のステップアップ移籍が噂されている。
そんなハーランドは元ノルウェー代表FWヤン・オーゲ・フィヨルトフト氏のインタビューで、去就の決定についてクラブから圧力を受けていると話した。
「この6か月間はドルトムントに対する敬意から何も言わないようにしてきましたが、今になってクラブからは決断を迫られています。私はプレーすることだけを望んでいます。しかし、彼らは私の将来について圧力をかけてきます。なので、すぐに決断しなければなりません」
ハーランドは「今すぐに移籍先を決められるか?」という質問にも「それはクラブが望んでいること」とし、「私はそれを受け入れなければならない。今こそ始める時です」と語り、近く移籍先が決まる可能性を示唆している。
プレーに集中するため去就の決定を遅らせたいと考えているハーランドに対し、ドルトムントは来季以降のチーム作りを見据えてか、今すぐにでも問題を解決したいと考えているようだ。
このハーランドの発言を受けて、ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOはドイツ地元紙「ルールナハリヒテン」で「彼は本能的な人間だ。彼があのようなことを言うのも許されている。アーリングとの間に問題はない」と語り、選手とクラブの関係がこじれていないことを強調。そのうえで「だが、彼も我々の状況を理解しなければならない。5月の終わりまでは待てない」と、去就の決定を急いでいることは事実だと認めている。
(FOOTBALL ZONE編集部)