“ミスターエスパルス”澤登氏、歴代最長の16年間MC・静岡朝日テレビ「スポーツパラダイス」を卒業 清水ユース監督就任で
清水エスパルスユースの監督に就任、今月28日が番組MCラスト「幸せな16年間でした」
J1清水エスパルスは1月15日、元日本代表MFで常葉大(浜松市)サッカー部監督の澤登正朗氏(52)が、清水エスパルスユースの監督に就任すると発表した。
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澤登氏は静岡県富士宮市出身で、現役時代は清水一筋で活躍。エースナンバー「10」を背負い、1996年から5季連続でキャプテンを務めた。サポーターからは今でも「ミスターエスパルス」と称される象徴的な存在で、05年以来17年ぶりに古巣に戻ってくることになった。
高校生の指導は自身初となるが、13年1月に常葉大(当時は常葉大浜松)の監督に就任。9年間で全日本大学選手権と総理大臣杯を合わせて計11度の全国大会出場に導いた。並行してメディア活動に携わり、テレビ朝日系「報道ステーション」でサッカー解説を担当した。
また静岡朝日テレビのスポーツ番組「スポーツパラダイス」(金曜夜11時10分)には06年1月からレギュラー出演し、96年の番組開始以来、歴代最長の16 年間に渡って番組 MCを務めてきた。しかし、古巣復帰によって番組は今月28日の放送を持って卒業となり、同局を通じてコメントを発表した。
「16年間たいへんお世話になりました。そして、ありがとうございました。 歴史あるこの番組に携われた事本当に幸せでした。残念ながら番組を卒業しますが、今度は視聴者と して応援していきたいと思います。最後に番組のスタッフの皆様、視聴者の皆様、本当にありがとうございました。幸せな16年間でした」
なお、澤登氏は清水の公式サイトでは、「このたび、17年ぶりにエスパルスに復帰することになりました。まずは会長、社長はじめクラブよりお声を掛けて頂いたことに感謝申し上げます。2005年に引退を決めて、最後の試合後のセレモニーで、いつか指導者として戻って来ますとお話をしたこともあり、ホッとしていると同時に責任と重みを感じています」とコメント。
そのうえで、「私の仕事はトップチームで活躍できる人材を育成すること。そして、もう一つは、人間教育をしながら社会で通用する人材を育成すること。こちらも重要だと考えています。クラブの力になれるよう全力で頑張りたいと思います。どうぞ、よろしくお願いいたします」と意気込みを示した。
[プロフィール]
澤登正朗(さわのぼり・まさあき)/1970年(昭45)1月12日、静岡県富士宮市生まれ。東海大一高(現東海大静岡翔洋高)2年時に全国選手権優勝、3年時は同大会で準優勝に貢献した。東海大では1、3年時に全日本大学選手権で優勝。卒業後の92年に清水に入団し、93年のJリーグ初代新人王を獲得。96年には主将として、ナビスコ杯優勝に導いた。J1通算381試合85得点。日本代表Aマッチ16試合3得点。05年の引退後は解説者などを務め、13年1月に常葉大監督に就任。家族は夫人と2女。血液型B。
(FOOTBALL ZONE編集部)