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なぜベルギーで日本人選手増加? 香川真司で15人目、現地分析「監督にとっては夢のよう」
日本人の割合はベルギー1部全体の5%、フランス人に次ぐ数字に
日本代表として、2度のワールドカップ(W杯)に出場したMF香川真司が、1月11日にベルギー1部シント=トロイデンに加入した。これにより、ベルギー1部リーグのクラブに在籍する日本人選手は15人となっている。ベルギーメディア「Sporza」では、なぜこれだけ多くの日本人選手がベルギーに集っているのかをさまざまな角度から分析をしている。
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近年、日本からは多くの選手がベルギーへ移籍。香川の加入により、日本人選手は15人となり、これは全体の5%になるという。外国籍選手としてはフランス人の35人(全体の11%)に次ぐ数字となっている。
この動向は、ベルギーでも注目を集めており、「Sporza」は日本研究家で通訳も務めているミハエル・ハウスピ氏にインタビューを実施。ハウスピ氏は、日本人選手がベルギーへの移籍を望む理由として、「彼らはベルギーをヨーロッパのサッカーへの良い導入として考えている。ベルギーでは、即座にJリーグでもらっていたのと同じ金額を得られるわけではない。日本人は、ベルギーでの時間をキャリアに向けた投資だと考えている」と話す。
実際、シュツットガルトのMF遠藤航、フランクフルトのMF鎌田大地、そしてアーセナルのDF冨安健洋といった選手たちは、ベルギーからステップアップを遂げている。
日本人がベルギーに行くことで、言語の面で苦労があるとしつつも、ハウスピ氏は「人によって、理解力は違う。三笘は英語を学ぼうとしている。鈴木はアントワープに加入した時点で英語が話せていた」と言い、それ以上のメリットとして「日本人は、ハードワークできるんだ。彼らは落ち着いていて、明るく、個人よりもチームを第一に考える。監督にとっては夢のようなことだ」と、説明している。
また、日本では野球が最も人気のスポーツであるものの、日本人選手への関心が高く、複数のメディアが頻繁に取材に訪れていることも紹介した。今回、香川が移籍したことで、さらに日本からのベルギーリーグへの注目が高まることは確実だろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)