“ウクライナの英雄”シェフチェンコ監督、壊滅的な成績でジェノア解任危機「決断はクラブの仕事」

ジェノアを率いるアンドリー・シェフチェンコ監督【写真:Getty Images】
ジェノアを率いるアンドリー・シェフチェンコ監督【写真:Getty Images】

昨年11月からジェノアを率いるシェフチェンコ監督、リーグ戦9試合で3分6敗と不振

 かつてACミランやチェルシーで活躍した元ウクライナ代表FWアンドリー・シェフチェンコ監督が、初めてクラブチームの指揮を執っているイタリア1部のジェノアで解任危機に瀕している。

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 シェフチェンコは指導者としてウクライナ代表のアシスタントコーチから監督に昇格したが、2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)は予選で敗退し本大会出場を逃していた。昨夏には1年延期された欧州選手権(EURO)でも指揮。その後クラブチームの監督を次のキャリアとして希望し、代表監督を退任していた。

 開幕から調子の上がらなかったジェノアは昨年11月にシェフチェンコを招聘。しかし、そこからのリーグ戦では9試合で3分6敗と壊滅的な成績で、コッパ・イタリアでのサレルニターナ戦が公式戦での唯一の勝利だった。

 そうしたなか、1月13日にはコッパ・イタリア5回戦で古巣ミランと対戦。かつての本拠地サンシーロで延長戦に持ち込むも1-3で敗れて大会から姿を消した。指揮官はイタリア衛星放送局「メディアセット」に対して「サンシーロに戻って来られて嬉しい。歓迎は素晴らしかった」と感慨深げに話している。

 一方で、リーグ戦の不振とカップ戦からの敗退が解任論を加速させるのは避けられなさそうだ。すでに試合前の時点から「ミラン戦がシェフチェンコのラストゲームになる」という可能性が指摘されていただけに、「私は仕事に集中する。決断をするのはクラブの仕事だ」と、去就を意識した言葉も残した。

 ウクライナ代表監督時代には指導者としての才能を垣間見せたシェフチェンコだが、クラブチームの監督としては思い出深いセリエAで大苦戦している。ここからチームを立て直すことができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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