アーセナル、ユベントスのブラジル人MF獲得へ 期限付き移籍で交渉…“合意間近”と伊報道
ブラジル人MFアルトゥールの期限付き獲得を申し入れ、個人的な条件で合意か
日本代表DF冨安健洋が所属のイングランド・プレミアリーグ名門アーセナルが、冬の移籍市場で中盤の補強でほぼ合意に至ったとイタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
アーセナルが獲得で合意したのは、イタリア・セリエAの強豪ユベントスのブラジル人MFアルトゥールだという。2020年夏にスペインの強豪バルセロナから7500万ユーロ(約98億円)と言われる高額移籍金でユベントスに加入したが、その金額に見合うだけの活躍を見せたとは言い難く、「推定市場価格」を独自に算出しているドイツ情報サイト「transfermarkt」によると、現在の価値は2500万ユーロ(約32億円)。代理人をフェデリコ・パストレッロ氏に変えたアルトゥールは、ユベントスからの移籍先を探すことが最初の依頼だったという。
そこで、かねてからアルトゥールに興味を持っていたアーセナルが、今季の残り半年間についてアルトゥールと個人的な条件で合意。ユベントスに対しては給与の全額負担を前提にした期限付き移籍を申し入れているとした。
一方でユベントスは、来季以降についてアーセナルに対して買い取りオプションまたは、一定の条件を満たした場合のレンタル期間延長のオプションも交渉材料に入れているという。ただし、「ユベントスも6か月間の期限付き移籍は容認しているため、なんらかの形で合意は見つかるだろう」とレポートされ、クラブ間交渉が進展すればすぐにでも成立する模様だ。
アーセナルは負傷者の関係もあり中盤の駒不足が指摘されているだけに、素早く交渉をまとめたいところだろう。また、ポテンシャルを評価されながらもイタリアで本領できなかったアルトゥールも、25歳とこれからキャリア最盛期を迎える年齢だけに、アーセナルにとっては救世主になるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)