アーセナル冨安の控え補強? 日本人DFと類似点、リスクを英指摘「優先すべきはMFとストライカーだ」
冨安とバックアッパーとのクオリティーの差が浮き彫りに
イングランド1部アーセナルの日本代表DF冨安健洋はボローニャから加入して以来、右サイドバックのレギュラーとして不動の地位を築いている。冨安とバックアッパーとのクオリティーの差が浮き彫りになっている問題もあるが、英地元メディア「フットボール・ロンドン」は今冬の移籍市場で新たな右サイドバックを補強することはリスクにもなりかねないと指摘している。
冨安はプレミアリーグ第4節ノリッジ・シティ戦(1-0)でデビューを飾ると、第18節リーズ・ユナイテッド戦(4-1)まで15試合連続でスタメン出場。コロナ感染の影響で欠場した第19節ノリッジ戦(5-0)を除く16試合でピッチに立っている。
冨安加入前、または休養が与えられたカップ戦などではイングランド代表DFカラム・チェンバースとポルトガル代表DFセドリック・ソアレスが右サイドバックとしてスタメン起用されてきたが、そのパフォーマンスは冨安と比べて不足感は否めない。
右サイドバックもこなせるユーティリティーなMFエインズリー・メイトランド=ナイルズがローマへ期限付き移籍し、ソアレスにアトレティコ・マドリードが興味を示しているとの報道も出たことから、アーセナルが新たな右サイドバックを探しているとの噂も浮上した。
地元メディア「フットボール・ロンドン」はセドリックが印象的な活躍を見せることができていないとしたうえで、「クラブは冨安健洋が怪我をした時のために(右サイドバックの)アップグレードを要求している。この22歳はボローニャから加入後、大きな成功を収めているが、彼が出ていない時の落差が浮き彫りになっている」と、やはり冨安と控え選手のクオリティーに差があることを指摘。しかし、同メディアは右サイドバックに新たな投資を行うのはリスクになるのではと主張している。