獅子奮迅の活躍もEURO敗退のベイル ウェールズ代表史上初の4強躍進に「満足しなければいけない」

次の目標は2018年ロシア大会出場

「しかし、僕らは満足しなければいけないね。僕らにとって誇らしい瞬間だ。多くのことを成し遂げた。僕らはプライドと情熱を持っていた」

 準々決勝のベルギー戦同様、スタジアムに駆けつけたサポーターの数は対戦相手のポルトガルよりも少なかった。それでもスタンドからは大きな声援と大合唱が送られ、選手を後押しした。これにはベイルも感動した。「ファンは世界一。彼らのためにも勝ちたかった。家で応援してくた全てのファンや応援に駆けつけてくれた全てのファン、彼らの振る舞いに感謝したい」と感謝の言葉を送った。ベイル自身も敗北後は潔かった。レアルの同僚クリスティアーノ・ロナウドとピッチ上で長々と話し込んだ。健闘を称え合い最後は握手と抱擁で別れた。

「僕らはこの経験を生かして、将来に目を向けている。僕らは自信を手にした。1つのトーナメントだけで終わりたくない。僕らは重要な局面を迎えている」

 次なる目標は実に60年ぶり2度目となるワールドカップ出場だ。EURO4強という自信を胸に18年ロシアW杯に向け、再びウェールズが快進撃を見せることはできるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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