ファン・ハールに氷漬けにされた元スペイン代表守護神 8年ぶりプレミア復帰の古豪に移籍へ

ユナイテッドではロッカールームと背番号を剥奪

 バルデスは2014年3月に右膝の前十字靭帯断裂重症を負い、そのまま6月には契約満了でバルセロナを退団した。無所属のまま長期に渡るリハビリを続け、15年1月にユナイテッドと1年半の契約を結んだ。しかし、ユナイテッドではU-21チームでのプレーを拒否したとしてルイス・ファン・ハール監督と衝突。背番号やファーストチームのロッカールームを剥奪されるなどチームから完全に追放されていた。バルセロナでは6度のリーグ優勝、3度のUEFAチャンピオンズリーグ制覇などを数々の栄冠を手にした名手の不遇ぶりとオランダ人指揮官のパワハラぶりは、スペインメディアで「氷漬け」と同情的に報じられた。

 ミドルズブラを率いるのは、レアル・マドリード時代にジョゼ・モウリーニョ監督のアシスタントコーチを務めたスペイン人のアイトール・カランカ監督。同胞の指揮官の下で34歳の守護神が復活を目指す。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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