韓国代表MF、日本行き「一度も後悔したことはない」 Kリーグと比較「Jリーグのほうが難しい」
目標は「韓国代表選手として、日本で成功したMFになる」
また、近年のJリーグで名のある韓国人選手といえば、GKチョン・ソンリョン(川崎フロンターレ)、GKキム・スンギュ(柏レイソル)、GKキム・ジンヒョン(セレッソ大阪)、元ガンバ大阪DFのキム・ヨングォン(現・蔚山現代)など恵まれた体格を生かし、守備に貢献するプレーヤーの印象が強い。
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Jリーグ元年の1993年から、ノ・ジョンユン(元サンフレッチェ広島など)、ファン・ソンホン(元セレッソ大阪など)、チェ・ヨンス(ジェフユナイテッド市原)、イ・グノ(元ジュビロ磐田など)、ファン・ウィジョ(元G大阪)とインパクトを残したFWが多いのに対し、MFではユン・ジョンファン(元C大阪など)やキム・ナミル(元ヴィッセル神戸)といった代表クラスの選手がプレーしたがその数は少ない。
「韓国代表選手として、日本で成功したMFになる」という目標のためにも残留を決意したという。ポテンシャルの高さは証明済み。日本で過ごす2年目となる2022年は1つでもチームの勝利に貢献する覚悟だ。
(金 明昱 / Myung-wook Kim)
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。