高校サッカー選手権、第100回大会「タレント格付けランキング」 全国の大舞台で輝いた10人は?
「これぞ静学」を体現した”10番”は芸術品、青森山田のエースは主役に
【5位】 肥田野蓮治(関東第一/MF/3年)
大会成績:4試合2得点
チャンスのところに肥田野あり。安定したボールコントロールと、前に向くタイミングと質がずば抜けて良かった。相手エリアのスペースにスッと侵入し、ボールを受けると少ないタッチで前を向いて対峙するDFに仕掛ける。そして相手の出方を見て、ドリブル、パス、シュートと判断する質の高いマルチロールだった。
【4位】 佐藤瑠星(大津/GK/3年)
大会成績:5試合5失点
191センチのサイズを生かしたハイボールキャッチと横っ飛びキャッチで幾度となくピンチを防いだ。パンチングとキャッチングの判断、弾く時の場所など、先の展開をきちんと考えられるからこそ、的確な判断ができることも証明して見せた。将来性抜群の楽しみな守護神だ。
【3位】 古川陽介(静岡学園/MF/3年)
ジュビロ磐田加入内定(※1月10日に新体制発表)
大会成績:4試合2得点
次から次へと繰り出される美しいテクニックに多くの観客が魅了された。足裏、スッと横にスライドする平行移動、そしてヒール、爪先、インフロントなど足のあらゆるところを駆使して出されるパスとシュート。まさに芸術品で、「これぞ静学」を体現し切った。
【2位】 宇野禅斗(青森山田/MF/3年)
FC町田ゼルビア加入内定
大会成績:5試合1得点
松木とともに王者の守備を支えた。“いてほしい”ところに必ず顔を出し、相手のキーマンがボールを持つと、必ず寄せている。前に出て積極的なミドルシュートを放ったり、サイドや2トップに攻撃のスイッチを入れるパスを見せたりと、守備面で存在感を示した昨年とは一転し、今年は攻撃面で魅せた。
【1位】 松木玖生(青森山田/MF/3年)
FC東京加入内定
大会成績:5試合4得点
文句なしの大会の主役。今大会は攻撃よりも守備面でずば抜けた存在感を発揮。何度も身を挺してボールを奪っては、そのままゴール前にスプリント。インターセプトからのドリブルは圧巻だった。準決勝の3点目は観客の度肝を抜くスーパーゴールだった。
(FOOTBALL ZONE編集部)