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ベンゲル監督が“モウリーニョ突き飛ばし騒動”を謝罪 「フィールドですべき振る舞いではなかった」
因縁対決で敵将を突き飛ばし、「後悔しているので謝罪する」
アーセナルのアーセン・ベンゲル監督が5日のチェルシー戦でジョゼ・モウリーニョ監督を突き飛ばした一件で、因縁深い敵将についに謝罪した。
フランスのサッカー番組「テレフット」に出演したベンゲル氏は「周囲がものすごく重要な出来事にしてしまった。後々に私はああいうリアクションをすべきではなかったと思い直している。フットボールのフィールドですべき振る舞いではなかった」と語っている。
ホームのチェルシーが2-0で勝利した一戦で、前半20分、チェルシーのイングランド代表DFガリー・ケーヒルがアーセナルのチリ代表FWアレクセイ・サンチェスにラフプレーを見舞ったことをきっかけに2人はエキサイト。口論の挙げ句、ベンチではベンゲル監督がモウリーニョ監督の胸を突き飛ばし、乱闘寸前にまでエキサイトした。
「一体何に後悔すると言うんだ。押したって? 少しだけだ。本気で押そうとしたらあんなものじゃない」
試合後、普段は物静かなフランス人知将は激高していたが、その後、らしからぬ行動を自省したようだ。
「私は暴力の兆候に関しては後悔しているので、謝罪する。だが、全てが常軌を逸するような試合の一部でもある。我々には少なからず過去もある。モウリーニョが挑発したか? 私はそう感じた。私はチェルシーのベンチ前のエリアには足を踏み入れていないしね」
今年2月には「失敗のスペシャリスト」とモウリーニョ氏に痛罵されるなど、因縁深き2人だけに、このシーンは世界中で話題となった。ライバル関係は継続することになるが、「世の中の人々が目の当たりにしたことに関しては、言葉がない」とベンゲル氏は反省していた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
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