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シント=トロイデン香川真司、欧州移籍への経緯告白 J復帰も「考えるところあった」
ベルギー1部シント=トロイデンへの加入が基本合意
元日本代表MF香川真司は、ベルギー1部シント=トロイデンへの加入が基本合意に至った。1月11日、加入内定記者会見が行われ、移籍経緯を明かしている。
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現在32歳の香川は2010年にセレッソ大阪からドルトムントに移籍。ユルゲン・クロップ監督の下、加入1年目の10-11シーズンにチームのブンデスリーガ制覇に貢献すると、翌11-12シーズンにはリーグ連覇を経験した。
12年夏にはマンチェスター・ユナイテッドへ移籍したが、14年にドルトムントへ復帰。その後はトルコのベシクタシュ、スペインのレアル・サラゴサ、PAOKを渡り歩き、無所属となっていたなか、10日にシント=トロイデンへの加入が基本合意したと発表された。
11日の加入内定記者会見では、香川本人の口から移籍経緯が明かされた。PAOKではコンスタントに出番を掴めず「去年1年プレーしていなかった。単純にプレーがしたい」と率直な思いを吐露。新天地の選択肢として、Jリーグ復帰もその1つとして考えたという。
「Jリーグへ夏に復帰する選手も増えて盛り上がってるなかで考えるところもあった。ただ、ヨーロッパに残ってチャレンジしたい気持ちのほうが上回った。そこで成長できるというほうが上回って決断した」
DF長友佑都(FC東京)、FW大迫勇也(ヴィッセル神戸)ら日本代表でともに戦った海外組の国内復帰に自らも思うところがあったようだが、最終的に決め手となったのは「サッカー選手として成長し続けたい」という思いだった。
「海外で本当にたくさんの経験をさせてもらった。良いことも、上手くいかないこともそうだし、厳しい壁にぶち当たることが多かった。その都度、壁を乗り越えてきたと思うし逆境が人を成長させると体現してきたつもり。今回もそれを証明しないといけない。このままでは終われない。それを証明しないといけない。その環境がヨーロッパにあると思う」
欧州6か国目となる移籍先・ベルギーの地で、かつて日本代表の10番を背負った32歳のMFは、新たなチャレンジをスタートさせる。
(FOOTBALL ZONE編集部)