大津の山城監督、ダブルボランチに期待した4年後のリベンジ 「Jリーガーになって、松木くんや宇野くんと勝負しなければいけない」
青森山田にシュート0本に抑え込まれて完敗
第100回全国高校サッカー選手権は1月10日に決勝戦が行われ、大津(熊本)は青森山田(青森)に0-4で敗れた。学校としても、熊本県勢としても初めての決勝戦を終え、山城朋大監督は「選手たちを誇りに思う」としつつ、ダブルボランチには4年後のリベンジに期待も懸けた。
大津は高円宮杯U-18プレミアリーグWESTでもプレーする実力を発揮し、準々決勝までの4試合を13得点1失点で勝ち上がった。準決勝は対戦相手に新型コロナウイルスの陽性反応を示した選手がいた関係で不戦勝となり、中5日と休養十分で臨んだ。
山城監督は決勝戦について、「なるべくラインをコンパクトにしたかった。センターバックが相手2トップとの競り合いだと分が悪いかなと。競り合う位置を何とかゴールから遠ざけて押し返したかった。落ち着いたところから攻撃を組み立てたかった」という意図があったと話し、比較的シンプルに相手サイドバック(SB)の背後に蹴るところから始める姿が目立った。
しかし、そこで起点を作らせてもらえず、逆に押し込まれる展開になってしまった。耐えながらゲームを進めるも前半37分に失点すると、その4分後にも追加点を献上。2点ビハインドでハーフタイムという状況になり、後半はよりボールをつなぐ攻撃的な姿勢を強調するも、トータルしてシュート0本に封じ込められた。
これには山城監督も「なんとか押し返して相手のコーナーキック(CK)やロングスローの回数を減らすことを考えたけれども、今日は完全に相手のゲームだった」と完敗を認めるしかなかった。
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