EURO4強最大の対決!? ウェールズの無所属FWが悪党DFぺぺに挑戦状
メッシの手を踏み付けの前科者に「恐怖を持たない」
欧州選手権(EURO)初出場ながらベスト4進出と躍進を果たしているウェールズの“無所属FW”が、稀代の悪人マーカーとのマッチアップを心待ちにしている。ウェールズ代表FWハル・ロブソン・カヌはポルトガル代表DFペペ(レアル・マドリード)についてラフプレーも歓迎、と英国営放送「BBCラジオ」話している。
準々決勝ベルギー戦でカヌは1-1で迎えた後半10分、相手マーカー3人を鮮やかに無力化するクライフターンからのシュートで決勝点をゲットし、一躍その名を世界に知らしめた。ユース時代にはアーセナルの下部組織時代に所属した経験を持つ27歳のストライカーは2009年からイングランドのレディングでプレーしていたが、昨季限りでクラブとの契約を満了し、7月からは所属クラブがなくなっている。
移籍金ゼロで獲得できることもあって、日本代表FW岡崎慎司らを擁する昨季プレミア王者レスターなどが関心を寄せている。躍進のウェールズを含めて一気に注目銘柄となったが「フィーバーについては知っているけど、今は次の試合に集中している」と準決勝ポルトガル戦に照準を絞っている。
対戦相手のポルトガルの最終ラインを束ねるのは、レアルで数々の悪行を働いてきたDFペペだ。過去にはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)の手を踏みつけ、昨季UEFAチャンピオンズリーグ決勝では二度にわたる“大根演技”で主審すらあきれさせるなど数々の暴挙を働いてきたが、雑草ストライカーはペペとの対決を楽しみにしているという。
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