リバプール、アーセナル戦へ「南野のジレンマ」 クロップ監督が頭を悩ます3トップ問題
現地時間1月13日にリーグカップ準決勝第1戦でアーセナルと対戦
日本代表FW南野拓実が所属するイングランド1部リバプールは、現地時間1月13日にリーグカップ準決勝第1戦で日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルと対戦する。アフリカネーションズカップへ参加しているエジプト代表FWモハメド・サラー、セネガル代表FWサディオ・マネ不在で3トップは再編成の必要に迫られているなか、ユルゲン・クロップ監督は「南野のジレンマ」に直面していると地元メディアが報じている。
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リバプールはアフリカネーションズカップ開催と新型コロナウイルスのクラスター発生によって主力選手を欠くなかで、9日にFAカップ3回戦で英3部シュルーズベリーと対戦。10代選手を5人もスタメン起用する若手主体のメンバーで試合に臨むと、MFファビーニョの2得点やFWロベルト・フィルミーノのバックヒール弾などで4-1と快勝した。
中3日でアーセナルとのリーグカップ準決勝第1戦を控えているが、コロナや過密日程の影響で指揮官もメンバー構成に頭を悩ませているようだ。
3トップの組み合わせについて英紙「リバプール・エコー」は「クロップはタクミ・ミナミノのジレンマに直面」と見出しを打って特集。「モハメド・サラーとサディオ・マネが不在のため、リバプールはアーセナル戦に向けてフロントスリーの顔ぶれを一新する必要がある」としたうえで、怪我明けでシュルーズベリー戦は後半から途中出場だった南野の立ち位置について次のように指摘している。
「フィルミーノはコロナの陽性反応が出た後の隔離から復帰し、シュルーズベリー戦はベンチから登場して得点を決めた。アーセナル戦でも先発するだろう。一方で、南野拓実も日曜日の試合で怪我から復帰し、ポジション争いに加わるだろう。しかし、クロップはこの日本代表にとってシュルーズベリー戦はリハビリの一部だと説明しており、復帰を少し急いだことをほのめかしていた」
復帰直後でコンディションが万全でないこともあり、南野がいきなりアーセナル戦でスタメン出場できるかどうかはまだ不透明な状況のようだ。
ベルギー代表FWディボック・オリギが怪我で戦線離脱中のうえ、ポルトガル代表FWディオゴ・ジョタもシュルーズベリー戦を欠場した理由が明らかになっていないため出場の可否は不明。同紙の予想スタメンにはフィルミーノと南野、シュルーズベリー戦でスタメン出場した17歳のFWカイデ・ゴードンの3人が名を連ねているが、現状で当確と言えるのはフィルミーノのみのようだ。
アーセナルDF冨安と南野の日本人対決実現の行方にも注目が集まるこの一戦。今季リーグカップで3試合4得点1アシストと大暴れの南野に出番は訪れるだろうか。