名古屋助っ人FWシュヴィルツォク、退団の可能性浮上 海外報道「GMが粛清を望んでいる」
昨夏に加入後、得点源として機能しリーグ戦14試合7得点をマーク
名古屋グランパスのポーランド代表FWヤクブ・シュヴィルツォクの去就について、海外メディアは退団の可能性を報じた。昨夏に加入後、得点源として機能した助っ人ストライカーの動向について、「ヨーロッパに戻ることになるのか?」と注目している。
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29歳のシュヴィルツォクは、昨年7月20日にポーランドのGKSピアスト・グリヴィツェから完全移籍で名古屋へ加入。昨夏の欧州選手権(EURO)にも出場したポーランド代表の実力者で、抜群の得点センスとテクニックを武器にゴールを重ね、昨季リーグ戦14試合7得点をマークした。
チームの得点源としてさらなる活躍が期待される一方で、昨年12月にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でドーピング違反の物質が検出されたことが判明。クラブ側は別の検体(B検体)での再分析を要請したうえで、結果が確定するまでの間の暫定措置として同選手のサッカー関連活動の停止を発表した。
処遇の発表が待たれるなか、ポーランドの複数メディアがシュヴィルツォクの去就動向を報道。「futbolnews」は「シュヴィルツォクの雇い主は、このスナイパーをもう見ていないことが判明した。ヨーロッパに戻ることなるのか?」と退団の可能性を報じている。
記事ではその詳細にも触れられ、「山口素弘ゼネラルマネジャー(GM)が粛清を望んでいる。すでに監督と何人かの選手を処分しているが、次はヤクブ・シュヴィルツォクだ」と指摘。名古屋側が契約解除を望む理由については「高額な契約」が挙げられ、「彼(シュヴィルツォク)が最終的に名古屋グランパスを去りたいかどうかによって、多くのことが決まる」と記している。
また、「アタッカーの体内からドーピングが確認されれば、それは1つの意味を持つかもしれない。ヤクブ・シュヴィルツォクは日本の冒険をもっと早く終わらせるだろう」とも綴られ、トーピング再検査の結果次第では、名古屋を去ることになるとの見解も示した。
名古屋は1月9日、22年シーズンのトップチーム新体制を発表。選手リストの中にシュヴィルツォクの名前は記されているが、グランパスの一員としてプレーする姿は見られるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)