セルティックの“日本人カルテット”が生み出す経済効果に専門家注目 「とてつもなく大きな影響を与える」
数十億円の新たな市場を開拓するとその効果に太鼓判
スコットランド1部セルティックは、今冬の移籍市場で横浜F・マリノスからFW前田大然、川崎フロンターレからFW旗手怜央、ガンバ大阪からMF井手口陽介の3選手を補強した。日本代表FW古橋亨梧に加え、これで在籍する日本人選手は4人に急増。英紙「スコティッシュ・サン」は、日本からの注目度が高まることでスコットランドサッカー界に大きなメリットがあると指摘している。
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昨夏に加入した古橋が公式戦26試合で16得点と得点源となっているセルティック。今冬には新たに前田、旗手、井手口の3人を加えて戦力アップを図った。過去に元日本代表MF中村俊輔(横浜FC)やMF水野晃樹(はやぶさイレブン)もプレーしてきた同クラブだが、同時に複数の日本人選手が所属するのはこれが初めてだ。
日本からの注目度が高まるのは間違いないが、このことがセルティック、ひいてはスコットランドサッカー界にポジティブな影響を与えることになりそうだ。経済分野の専門家、英シェフィールド・ハラム大学のロブ・ウィルソン博士は、「(3選手の加入は)セルティックに限らずスコットランドサッカー界に具体的なメリットがあります。なぜなら彼らのプレーを見たい人が増え、日本で放映権の需要が高まるからです」と指摘する。
「複数の選手が、特に1つのクラブに集中して移籍することで“フォロワーシップ”が急増し、そのチームのプロダクトの需要が高まります。セルティックは新たな市場を開拓することになり、クラブの収益を支える大きな収入源となるでしょう。その額は数百万ポンド(数十億円)になると思います。セルティックにとってはとてつもなく大きな影響を与えるでしょう」
ウィルソン博士は今後、日本だけでなくアジアでの市場拡大も期待できると語っている。グラスゴーに集結した“日本人カルテット”が活躍すれば、クラブは財政面でも大きな恩恵を受けることになりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)