名門ユナイテッド、冬の移籍「7つの失敗」を英特集 悲惨な“7番”&元J助っ人の名も
1月の移籍ウィンドウで犯した7つの失敗事例に英メディアがフォーカス
イングランド屈指の名門クラブであるマンチェスター・ユナイテッドには世界各国から様々なスター選手が集まってプレーしている。移籍市場が開くたびに新たな大物獲得の噂も流れているが、今冬の移籍市場でも動きがあるか注目だ。そうしたなかで、英紙「デイリー・ミラー」は「マン・ユナイテッドが1月の移籍ウィンドウで犯した7つの大きな失敗」を特集している。
2020年1月の移籍市場では現在のチームの中核を担うポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスをスポルティングCPから引き抜いて大きな成功を収めたユナイテッドだが、シーズン途中のこのタイミングで冬の補強ではいくつもの失敗も犯してきた。
その典型的な例の1つが、2018年1月にMFヘンリク・ムヒタリアンとのトレードでアーセナルから獲得したチリ代表FWアレクシス・サンチェスだろう。
アーセナル時代にはプレミア屈指のアタッカーとして鳴らしていたサンチェスには伝統あるエースナンバー「7」が託されるなど大きな期待を懸けられたが、目立った活躍はできず、週給40万ポンド(約6300万円)という高額のサラリーに見合っていないとの批判にさらされた。在籍期間1年半、プレミアリーグではわずか3得点という悲惨な結果を残して19年夏にインテルへと移籍した。
2013年1月、サー・アレックス・ファーガソン元監督体制最後の補強となったコートジボワール代表FWウィルフレッド・ザハもこのリストに名を連ねている。当時はイングランド期待の若手ドリブラーとして大きな注目を集めていたが、その後もカーディフやクリスタル・パレスへの期限付き移籍を繰り返すばかりで、結局“赤い悪魔”の一員としてプレーしたのはわずか4試合のみ。14年以降はクリスタル・パレスで活躍を続け、国籍もコートジボワールに変更した。
ほかには2008年1月にアンゴラのペドロ・アトレティコから加入しながら1試合の出場に終わった元アンゴラ代表FWマヌーショ、ファーガソン元監督の目に留まり2004年1月に大連実徳から加入した元中国代表FWドン・ファンジュオ、2009年1月にパルチザンから加わった元セルビア代表MFゾラン・トシッチ、そしてセレッソ大阪でもプレーしたことで知られる元ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルラン(2002年1月加入)の名前も挙がった。いずれも大きな期待を背負い、他国リーグでは活躍を見せた選手だが、やはりタレント揃いのユナイテッドでは思うように出番を得ることができなかった。