なでしこJ、アジアで攻撃力開花なるか? 池田体制初の国際大会へ「ダイナミックさ求めたい」
昨年11月のオランダ遠征では無得点で連敗、新体制発足後に攻撃力の課題露呈
なでしこジャパン(日本女子代表)は1月7日、 AFC女子アジアカップインド2022に向けたメンバー23名を発表した。昨年10月に指揮官へ就任した池田太監督にとっては、初の国際大会。11月のオランダ遠征・2試合で連敗を喫したなか、今大会での戦いへイメージを膨らませた。
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インドで行われるAFC女子アジアカップは、23年のFIFA女子ワールドカップ予選を兼ね、開催国のオーストラリア女子代表を除いた上位5チームが本大会出場権を獲得。それに次ぐ2チームは大陸間プレーオフへと回る。アジアカップ2連覇中の日本は、グループCで韓国、ベトナム、ミャンマーと同組。大会は1月20日から2月6日まで行われ、日本は9度目のW杯出場を目指す。
メンバーには、FW岩渕真奈(アーセナル/イングランド)、DF熊谷紗希(バイエルン・ミュンヘン/ドイツ)、MF猶本光(三菱重工浦和レッズレディース)ら国内外組の23名を招集。池田体制となって初の国際大会は、日本にとって大会3連覇が懸かるうえに、W杯出場権獲得という重要なタスクが課せられる。
11月のオランダ遠征では、アイスランド(0-2)、オランダ(0-0)と1敗1分。無得点だったのもあって、攻撃面には課題も覗く。FIFAランキングで日本は、北朝鮮(10位)、オーストラリア(11位)に次いで、アジア3位の13位。実力的に優位な立場になるなかで、攻撃が十分に機能するかは焦点の1つとなる。
池田監督は「チームとしてフィニッシュまでの武器を共有して作っていきたい。それに頼らず自分のアイデアなど、個人ではがせる、突破して侵入できるところを選手に求めたい。形、形となってそればかりに頭がなると、臨機応変さや正しい判断の妨げになってもいけない。ダイナミックさも求めたい」と言及。アジアの戦いの中で、柔軟な戦いを選択するよう求めた。
さらに、「守りを固めてきた時には、もしかしたらもっとミドルシュートや遠目からのクロスというアプローチも、色々なバリエーションを持たないといけない。相手がやってきたことの嫌なことをつけるような、バリエーションの多さは求めたいし積み上げたい」とも述べ、必勝を期した。
(FOOTBALL ZONE編集部)