岡崎、ブラジル戦でメモリアル弾狙う 「ワンチャンスをものにできれば勝てる」
あと1点で国際Aマッチ40得点
日本代表FW岡崎慎司(マインツ)が14日の王国ブラジル戦(シンガポール)で代表通算40得点目のメモリアル弾を決め、金星を狙う。
「FWとしての仕事は、どれだけ(周囲を)助けられるか、それと、ゴールを決めること。ゴールを決めるというのが大事になるし、それが自分にとっては一番重要。少ないチャンス、劣勢の中で、1発のチャンスで決めきる。それは最近チームでも考えていること。どこかで押し込める時間というのはある。苦しい中でも耐えて、自分がワンチャンスをものにできれば勝てると思う。勝つことに集中したい」
今季ブンデスリーガで6試合5得点と得点ランク首位に立つ絶好調男は12日の練習後、こう誓った。格上のブラジル相手に劣勢に立たされる時間は長くなるはず。それでも訪れるかもしれない、わずか1度のチャンスを生かすという気概を示した。
岡崎は現在国際Aマッチ通算39得点で単独3位。2位の横浜FC三浦知良の55点、そして、目標とする歴代トップの釜本邦茂氏の75点までは長い道程だ。アギーレジャパンでもいまだ無得点。だが、ブラジル戦で自身新チーム初となる得点を決めれば、アギーレ体制にいい流れを持ち込むこともできるはず。
「まだ眠たい。時差ぼけもあるし。ただ、ブラジルも同じできついと思うし、しっかりと調整したい。もちろん、ブラジルとやるのはモチベーションが上がるし、勝ちたいとも思ってる。この試合で、今までやってきたこともそうだし、自分たちの目指すべき道というのが見つかると思うし、その道を進んでいける。今までとは違う気持ちでやりたいし、どうやって勝ちに持っていくか。単純に、勝利を目指したい」
長旅の連続による疲労、睡眠不足は中国でアルゼンチン戦を終えたばかりのブラジルも同じ。点取り屋はただゴールと勝利を狙う。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web